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DPPでシャドウを+5に修正、ダイナミックレンジがよくなったので暗部の復元力が高いと思います。 ハーフNDを使用。 EOS...
撮影日 2016/07/24 早朝の小清水原生花園からの鉄道写真と、女満別空港のひまわり畑を撮影してきました。 この日は、津別峠からの大雲海が高い確率で発生する気象条件だったので撮影に行きたかったのですが、ちょっと眠くて頑張って夜中から出発する元気がありませんでした(^_^; なので、ちょっと早めに起きて帯広を出発し、撮影地へと向かうのでした。 女満別空港には午前6時に到着と、予想以上に早く着いたので札幌から来る飛行機の撮影まで、1時間以上ありました。 ただ寝て待つのも勿体ないので、近くの気になる撮影地小清水原生花園からの鉄道写真にチャレンジしてみました。 逆光からの撮影だったので、思い切ってハイキーに仕上げてみました。 一両編成だったのが良い感じです♪ 鉄道の撮影では、順光のできたら進行方向で向かってくる鉄道を写真で収めるのがセオリーかなと思いますが、 時間的な制約と気象条件では、逆光の後ろ姿とイマイチなロケーションでしたが、一両編成なので味がある写真に仕上がった感じです。 ピント位置も迷いました。手前に咲いている花は、エゾキスゲにピントを入れて車両をぼかすことで表現するか、車両にピントを持ってきて、花をぼかし前景として構図に入れるか、最後まで結論が出ませんでした。 なので、撮影時には両方の構図を早業で撮影しています。結果は、エゾキスゲの見頃が終わりに近づいていたので花に力が無かったので、車両にピントを持ってくる構図の方が全体的な仕上がりが良かったです。 おお!女満別空港のひまわり畑の真上に来た来た!! 撮影後、女満別空港のひまわり畑へと向かいます。 飛行機到着が8:15とあり、約10分前にわぁーと撮影者が10名程集まってきました。 飛行機撮影は、鉄道撮影より一瞬なのでとても緊張しますね。 風向きで、着陸方向が変わる女満別空港。この日はひまわり畑の上を飛行して着陸するコースでした♪ 札幌発のローカル線で運航される飛行機なので、ちょっと小型です。 中型の飛行機には無い、北海道らしい味のある飛行機だったので絵的には良かったのかなと思います。 この後、東京からの中型飛行機が到着するのでまだまだ撮影したかったのですが次の予定もあるのでここで撮影終了。
いつもお世話になります。 こちらの写真をギャラリーへ追加いたしました。 4K...
星の色はシャッター速度で変わる あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。 すっかりというか…長らくご無沙汰しておりました星空教室の最新号を掲載させて頂きます。 今では、まだ小さな小さな娘の写真ばかり撮って(^^…いやいや子育てが大変でして星空そっちのけの今日この頃。そこへ偶然拝見させて頂いた、hide-photoさんの撮影記「星の色をデジタルで出すための試行 〜序章〜」にとても感銘を受けました。 ↓「星の色をデジタルで出すための試行 〜序章〜」のリンク http://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/diary/7178 私もいろいろな星空写真を撮ってきましたが…それほど「星の色」には興味が無く、特に撮影時も意識はせずに撮ってきた経緯からか、とても新鮮な感動を覚えました。 なので、今回の撮影記のタイトルは星空教室としていますが、私の中ではhide-photoさんが書かれた内容を元にした追記をイメージしており、実際に私が撮影した画像を元に比較検証の材料になればなと思います。 ■早速ですが、車で10分ほどの農道から撮影した星空写真でどれが星の色が最もよく表現できたのかを検証してみます。 途中、車のヘッドライトが照らされる中での撮影という訳あり条件での比較となることを先にお詫び申し上げます。 撮影に使ったカメラ、撮影設定は下記の通りとなります。 EOSKissX6i EF-S18-135mm...
青ハロはレンズの妖精です こんにちは。 今回は前回に続く星空写真の画像処理について書かせて頂きます。 本当は、前回のレポートで一つにまとめようと思ったのですが…思いのほか内容が濃くなってしまって(^^急遽、二回に分けてのレポートです。 なので、前回のレポートを見ていない方は前回の内容を見て頂くことで、今回のレポートをより深く楽しめると思います。 今回は、星空写真の画像処理の工程でほぼ必ず出てくる問題の一つ、【青ハロ】を消す処理をレポートします。 青ハロ(色収差)とは、レンズの色収差によって生じる光の波長のズレが、星という強い光源で特に顕著に描写される現象を示します。 要は…ピンぼけ状態ですね(^0^;) 星空写真だとどうしても、レンズの絞り開放で撮影しないと光を集められないので、根本的な解決が難しい現象です。 ●最も簡単な解決方法は…高い純正レンズを購入すること シグマやタムロンなどのレンズメーカーも高く、高性能は交換レンズを最近出してきています。もちろん私も使ったことがないので大きくは言えませんが、純正レンズとくに【Lレンズ】には現状及ばないと思っています。 星空は、レンズの普段見えない誤魔化しが顕著に出てくる被写体だと言えます。 純正レンズは、社外品レンズと比べると割高感はありますが割高な分、普段気付くことが少ない性能まできめ細かく設定されていると感じています。 また、現像ソフトで色収差は補正可能ですがあれはあくまでデジタル補正であって、根本的な解決には至りません。 ●もう一つの解決方法に、無理な画像処理を行わないこと 青ハロは、レンズの妖精です。普段は全く悪さをしないかわいい妖精ですが、人が無理して画像処理を強行するために顔を出して悪さをしてきます。考え方を変えると、これ以上の画像処理はダメですよと、教えてくれる妖精とも言えます。 ここで一つの解決方法が出てきます。 ヒストグラムが中央付近まで来ていない星空写真を無理矢理、画像処理することで青ハロが発生する確率が増えます。ということは、ヒストグラムが中央付近まで来ている色情報が豊かな星空写真を補正すれば、青ハロの発生が少なく済むと言えます。 そこのところは前回の星空教室で、紹介した星空写真のテストデータで試してください。 青ハロは、レンズ固有の問題と言うより…ヒストグラムが中央付近まで来ていない画像を無理矢理、補正するために発生する人が起こした問題だとレンズの妖精が教えてくれているかもしれません。 ■でも…これもまた人の業。もっと美しい星空写真となるとどうしても画像処理が必要になります。もっと美しい星空写真を…という欲望が今までにないより美しい星空写真を生み出し新しい分野を切り開く原動力だと言えます。 そこで、必要となるのが魔法のアイテムPhotoshop。 Photoshopのコピースタンプツールを使い、青ハロを除去していきます。 Canon純正の現像ソフトでもコピースタンプツールでは比較明と比較暗からモードを選んで補正することも可能ですが、Photoshopを見てみると…なんだかたくさんあります(^0^;) 私もよくわかりません! 今回はこのスタンプツールを使い、比較明・比較暗・彩度・カラーのモードを使って青ハロの除去を試みます。 どのモードもそれぞれ、得手不得手な星空写真の青ハロ補正があるので、写真によって色々と試すのが補正のコツです。 Photoshopで青ハロ修正 ①まず始めに、こちらの写真の青ハロ除去を見てみます。 背景が暗い星空写真の典型的な場合だと、コピースタンプツールの【彩度かカラー】での補正となります。彩度でもカラーでもどちらでも良いのですが…だいたいの場合カラーが良いかなと思います。 背景の暗部を基準に、青ハロ部分をスタンプすると青ハロのカラーを減退させてくれます。 カラーが減退した青ハロは、白色へと変化します。 ②こちらの写真もコピースタンプツールの【彩度かカラー】で青ハロ除去を行っています。 【彩度かカラー】での補正では、バックグランドの明るさより、青ハロの明るさが勝っているときに有効な処理です。 ③ただ、コピースタンプツールの【彩度かカラー】での補正だと星の像が白く伸びた形になるので、それを修正するのにおすすめなのが【比較暗】です。 比較暗だと、青ハロ部分を塗りつぶして星の像の肥大を防いでくれます。 ただ、補正する星の数が少ない場合でないと大変な労力となります。 ④前回の星空教室で触れた画像では、無理した画像処理の結果青ハロが盛大に出ていますが、これはすべてコピースタンプツールの【彩度かカラー】で補正し、青ハロを除去しています。 ⑤GANREFメンバーのGoskさんの写真「蒼の幻想」から引用させて頂きます。 この写真の場合、背景の夜空が月明かりで照らされ色情報がとても豊かなので、コピースタンプツールの【比較明】で補正完了できます。 これだと、キヤノン純正ソフトでも対応できるので色情報が豊かな写真はそれだけ補正が簡単だと言えます。 比較明スタンプツールだと、どうしても明るい星(A赤い囲み)に出来た青ハロは除去しきれないので、このまま拡大倍率を上げて明るい星の光を利用して青ハロ部分に、比較明スタンプツールでペタペタすると綺麗に青ハロを消せます。 Photoshopでの補正はデジタル処理なので根本的な解決には高いレンズを買うという方法もありますがなにより、色情報の豊かな星空写真を撮ることに力を入れることが一番の解決方法だと思います。 その解決方法は、前回もしくは前々回に書かせて頂いているので是非もう一度見て頂ければと思います。 この度も最後まで読んで頂きありがとうございました(*^_^*)
比較明コンポジットにひと味加える 今回の星空教室では、ひと味加えた比較明コンポジット撮影について書かせて頂きます。 比較明コンポジットをつかった星空写真の撮り方は、私の以前の星空教室でも書かせて頂きましたし、ほかのGANREFメンバーさんでも詳しく分かりやすく書かれた撮影記があるので、詳しい撮影方法などはGANREFの撮影記検索ページから探して下さい(..;) 私ので良ければ下記ページにに色々書かせて頂いています♪ ▼星空教室総合案内所はこちら ■比較明コンポジットで撮影した写真にひと味加える…といってもそんなに大げさな一手間は必要ありません。ただ、夕焼けもしくは朝焼けの写真一枚をコンポジット時に付け加えるだけで、今までの星空写真が見違えるほど素敵な作品へと昇華します。 朝焼け夕焼けの中でも一番星空写真との相性が良い、天文薄明という時間帯に撮影した写真を使うのがコツです。 ▼天文薄明についてはこちら ■星空写真と天文薄明を合成するには、先に比較明コンポジットで星空の日周運動を完成させた後、天文薄明時に撮影した写真と星空写真を比較明コンポジットで仕上げます。星の光跡とその場の雰囲気が一番合う、天文薄明の写真を選びながら何度か合成してためしてください。 なので、天文薄明の撮影では出来るだけ多くの写真を撮り、空の明るんでいく様をたくさん写真に納めることがひと味加えるときの最大のコツとなります。 ディズニーシーからの比較明コンポジット写真。 30秒 F8 ISO400 夜明けの天文薄明とコンポジット 東京タワーからの比較明コンポジット写真。 6秒 F5.6 ISO200 10時間連続撮影(7時間分の星の光跡をコンポジット) 夕暮れの天文薄明とコンポジット このときは確か、東京オリンピック誘致のための視察団が東京に来ている時期だったので、東京タワーの明かりは一晩中、点灯していたためこのような美しい天文薄明の東京写真を撮ることが出来ました。 夜明けの天文薄明の写真を元に、コンポジットした写真がこちらです。 ■比較明コンポジットではどうしても星がちゃんと写っているか心配になります。 下記写真のような強い光源の近くでの撮影でもちゃんと星は写っているので安心してください。 なれてくるとこのような、ハイキーな星空写真の演出すら可能です(*^_^*) ■星空写真は下手すると色情報の少ない、薄っぺらい写真になりがちなので 夕暮れもしくは夜明けの天文薄明と上手く合成させることで、星空写真の苦手な色情報を補うことで素敵な写真へと昇華していくのを伝え切れたらなと思います。 都内からの星空撮影時のもう一つのコツに、空気の澄んだ東京より少し霞がある方が写真として良い具合に仕上がります。 自然の風景写真も都内からの写真も、違うようで写真の本質は同じです。 このたびも最後まで読んで頂きありがとうございます(*^_^*) 最後に、東京タワー微速動画も同時に公開します。 相変わらずやる気のない動画編集ですみません(^^
黄道光と天文薄明が星空写真に適しています ご無沙汰足しておりました(^^) ここに来て、少し時間が作れるようになったので連載が滞っていた「星空教室」最新号を掲載させていただきます。 気づいたら各社から新商品が沢山出てきましたね! 私にはキヤノン以外の商品名の把握は困難というか諦めました…ムリです(^^ゞ 1DXも手元に届いてから半年が過ぎたので、機材レビューを書きたいと思っていましたがそれより緊急性の高いテーマを思い出したので…それから始めたいと思います。 今回のテーマは「黄道光」と「天文薄明」になります。 詳しい意味は、ネットで検索されるとわかりやすく深く理解することが出来るので後ほど、確かめていただきたいのですが、私なりのザックリ説明で良かったら下記の内容となります。 ●黄道光: 地球の軌道上にある宇宙のチリが太陽光で照らされ、浮かび上がって見られる現象。チリと星の光で輝く天の川のミニミニタイプみたいなモノ…かな。10月と11月は、夜明け前に黄道光が見頃を迎えます。 ●天文薄明: 日の出前・日没後、一番星が消え始め・見え始める頃の空の明るさを表すロマンチックな言葉。北極圏の白夜もこの天文薄明の延長上にあります♪北海道の緯度でも6月だとプチ白夜状態が楽しめます。 ※今回のレポートでは、夜明けに向けて見られる天文薄明について書かせていただきます。 ■秋から冬に向けて、空気が澄んできましたね。冬の星空の雄、オリオン座の輝きはとても力強くて魅了させられます。オリオン座の左側には凜とした冬の天の川も見られます。 オリオン座を中心に、SMAPみたいなスバル、孤高のカペラ、銀狼のシリウスなど強い個性が光る星々もまた冬の星空撮影の楽しみです♪ ただ、冬の星々を撮影するとなると…これが難しい。淡い凜とした冬の天の川を撮影するとなると星景写真クラスのステージではなく、天体写真クラスのお金と技術と根性が試されます。GANREFサイトでも、まともに撮影できる方は本当に少ないと思います(でも、冬の天の川を撮れるようになると、本当に感動するのでここを目指されるのも良いですよ♪) GANREFで写真を楽しまれている方は、天体写真家ではなく「星が輝く感動的な光景」…星景を写しきりたいと思っている方が多いかと思います。そうした場合、星空と地上の景色との【構図】が大切になってくるので、星景というテーマをどうアプローチしていくかが重要だと思います。 ■アプローチの仕方にも色んな方法がありどれも有効的で、素敵な星空写真が撮られますが今回のテーマでは、一つに絞ってお伝えします。そこで、秋冬の星空撮影でお勧めしたいのが「天文薄明」を生かした星景写真です。 下記に作例を掲載します。 星空がきれいな青いグラデーションを描きながら写されていて、天文薄明は星と夜空の色の繋がりを理想の形で再現してくれる【星空撮影のゴールデンタイム】です。 ■天文薄明を使った星空撮影では最新のデジタルカメラ、高性能レンズは必要ありません。 カメラ(ミラーレスも可)とレンズと三脚さえあれば大丈夫! ・撮影モードをマニュアルに設定しISOを800~1600に。 ・シャッター速度30秒 ・F値を開放(数字が小さい値) ・AFをMFにして無限にピントを合わせる これだけの設定で写ルンです(^^ 後の調整は、空が明るくなるにつれ写る写真も変化するのでシャッター速度を25秒、20秒…10秒と早めて調節し、ここまで明るくなってくると絞り優先モードで撮影しても大丈夫です。 太陽が昇る方角、東に向けて撮影すると地平線が明るく写り消えゆく星々と、空に駆けて青いグラデーションが美しい写真が撮れ、西の空だと深い青色の星空が楽しめます。 私のお勧めは、東の空にカメラを向けての撮影。星座や星の位置はあまり気にしないで、【地上の景色と星空との構図に気を配る】のが天文薄明を使った撮影時のコツです。 ■ここでお勧めなのが金星と入れた星空写真です。 天文薄明を使った撮影では星座や星の配置を意識せずにと書いたが、金星を入れる時は常に金星を意識して構図を決めて下さい。 金星はヴィーナス、星の女性なのでポートレート撮影感覚で金星の美しさを生かせる構図を探すと素敵な写真が写せます。 また、金星は魔性の女(^^月とは違って強いオーラを出さないため、画面端にソッと入れるだけでビシッと芯の通った星景写真になります。 これから金星の位置が少しずつ地平線に近づいてくるので、天文薄明との兼ね合いから色んな構図を試せる時期になります。金星を更に輝かせる為に、一段絞って撮影すると綺麗なクロスで輝いてくれますし、思い切ってクロスフィルターを使ってより魅力的に演出するのも有りだと思います。金星から女性の香りが伝わるぐらいの艶のある描写がベストな金星の写し方です。 ■天文薄明、金星とお伝えしてきましたが…もう少し早い時間帯から撮影して見ましょう。 10月11月の月明かりのない午前3時から東の空を見ていると、日の出前にもかかわらず地平線が明るくなる不思議な現象を体験できると思います。それが黄道光です。 太陽が昇る方角を中心に、ぎょしゃ座カペラをめがけて剣みたいな光の帯が見られるとてもロマンチックな天体現象です。淡い光の現象ですが、天の川を見て撮影出来る場所なら黄道光も撮影出来ます! ・撮影モードをマニュアルに設定しISOを800~3200に。 ・シャッター速度30秒~300秒(リモートボタン必須) ・F値を開放(数字が小さい値) ・AFをMFにして無限にピントを合わせる 魚眼レンズがあれば、黄道光と冬の天の川を同時に撮影出来ます。 ■天文薄明は年間通して楽しめる現象ですが、特に秋冬の時期はキレのある天文薄明の写真が最も楽しめる季節です。午前三時から黄道光を撮影し、天文薄明の味わい深い星空の色と地上の景色を合わせた写真を撮り、彼女(金星)を引き立てるポートレート撮影を終わらせた後に、日の出を写しきると言うネスカフェゴールドブレンドを飲みたくなる本当に…贅沢な時を味わえます(*^-^*) しかも今なら撮影後のデザート(メインか!?)の紅葉撮影まで付いてきます♪ ここで問題なのが…夜中に気合いを入れて起きてから撮影地に向かうか、前日から現地入りし車中泊等でスタンバイするかどうか…(^_^;皆さんはどうされます!? ●更に詳しい星空写真の撮り方は下記リンクから参考にして下さい。 星空撮影の総合案内所 ●天文薄明の時間帯は下記サイトの「国立天文台...
星の撮り方シリーズの総合案内 ※②Bulb撮影で天の川を撮りました。低感度でじっくり撮影することで、ノイズを減らし天の川と湖面の映り込みを同時に撮影することができました。久しぶりの星空教室です。まだやるのか!?と言われそうですが海外ドラマ並に続きます(^^真新しい内容はありません。復習を兼ねてリンク特集ページとしてご活用ください。 ■今回はお温習いをかねて、何度か掲載してきた星空シリーズのリンクと要点について書かせて頂きます。特に目新しいモノはありませんが、今週末に訪れる夏のビッグイベント!海の日が星空撮影にとても適した日なので、普段から撮影されている方にもまた、今までチャレンジされたことが無い方にこそ、この連休を使い是非撮影に挑戦して欲しいなと思います(*^_^*) ※夜明けを迎える一瞬のチャンスに、素敵な星空写真を撮るチャンスが来ます。流れ星もありますね!良い行いをした結果でしょうか(^^ゞ ●星空の撮り方シリーズ 第一回 「星空にふれよう」 ここでは、撮影する前に全国各地の星空をシミュレーションできる無料ソフトを紹介しています。月明かりの影響まで計算されているので、星空撮影には何時も使っています。見てみると、海の日連休は天の川が輝く満天の星空が期待できますね!天の川は南の空にあるので、撮影するときはコンパスなどで南を探しながら撮るようにすると良いでしょう。 ●星空の撮り方シリーズ 第二回 「撮影装備をチェック!」 星空撮影には大きく、固定撮影とガイド撮影があります。ガイド撮影は追加の機材が必要なので、無い方は週末まで間に合わない可能性がある事から今回は、固定撮影を中心に書きます。固定撮影はカメラを三脚に固定して撮影するスタイルです。必要機材もカメラにレンズ、三脚だけで撮る事が出来ます。有ると便利なのが、「リモートスイッチ」30秒以内の星を止めて撮影するスタイルだと必需品ではありませんが、300秒、600秒の「Bulb撮影」や「6秒~30秒」のシャッター速度で連続して星空を撮影し、PC画像処理で写真を繋げる比較明合成を考えている方には必需品です。後は、寒いので防寒着と虫除けスプレー、予備バッテリーもあると便利です。 ●星空の撮り方シリーズ 第三回 「ピントの合わせ方・コツ」 写真はピントで始まってピントで終わるという勝手に考えた格言を元に、書かれています(^_^;今ならピント合わせの基準に、星空のほぼ真上にあるベガが明るくわかりやすいと思います。どうしても見つけられなければ、数キロ離れた町明かりなどを基準に合わせるか、もしくは日中に同じく数キロ離れた被写体にピントを合わせてセロハンテープで固定するのをお勧めします。 ①天の川を下記写真のように動きを止めて撮影するには、次の手順でカメラを設定してください。 ■カメラ・三脚・レリーズ等の設置■レンズは28mm以下の広角を使いMFにしピントを∞位置に合わせる■基準となる明るい星をライブビューで誘導し、×10倍で拡大、フォーカスリングを∞位置から前後に微動させながら星のピントの山を探り当てます。■撮影モードをマニュアルにしISO1600以上・シャッター速度20秒~30秒■F値はレンズの開放値に設定(理想はF2.8以下)、南の空に向けてシャッターを押します。※構図合わせも兼ねて、試写するときは最大ISOに設定、シャッター速度6秒とかの短めで撮影し、地上の水平線の確認や星の位置を把握すると良いでしょう。 ②天の川を下記写真のようにBulb撮影で星の光跡を撮影するには、次の手順でカメラを設定してください。 ■カメラ・三脚・レリーズの設置■レンズは28mm以下の広角を使いMFにしピントを∞位置に合わせる■基準となる明るい星をライブビューで誘導し、×10倍で拡大、フォーカスリングを∞位置から前後に微動させながら星のピントの山を探り当てます。■撮影モードをマニュアルにしISO200~800・シャッター速度Bulbに合わせ30分~10分間撮影します。■F値はレンズの開放値より一段絞ったF4~5.6に設定し、南の空に向けてシャッターを押します。北の位置にあわせると北極星とカシオペア周辺の天の川を写せます。※長秒時撮影となるため、バッテリーの残量には常に気をつけてください。長秒時撮影時のノイズ除去をするに設定しているカメラでは撮影時間と同じ処理が発生します。 ③下記写真のように星も複数枚の写真を一つに合成する撮影方法、比較明合成をされる場合は次のようにカメラを設定してください。 ■カメラ・三脚・レリーズの設置■レンズは28mm以下の広角を使いMFにしピントを∞位置に合わせる■基準となる明るい星をライブビューで誘導し、×10倍で拡大、フォーカスリングを∞位置から前後に微動させながら星のピントの山を探り当てます。■撮影モードをマニュアルにしISO800~3200・シャッター速度6秒~30秒間隔、連続撮影モードに設定して撮影します。■F値はレンズの開放値より一段絞ったF4~5.6に設定し、撮りたい空に向けて連続撮影します。北の位置にあわせると北極星からの綺麗な日周運動の星の光跡が写せます。※日没間もない時もしくは、夜明けに向けて撮影すると淡い色合いが写せて凄く幻想的で素敵な写真が作れます。 ■応用撮影 ・上記の②、③の撮影方法。特に②の撮影方法ではレンズを望遠にして撮影するのもありだと思います。広角で撮影された星空写真は沢山撮られていますが、こと望遠で切り撮った写真はあまり見かけません。機材のブレには凄くシビアですが…上手く撮れたときには凄く素敵な写真になる予感がします。・①では、前景に人のシルエットを入れると雰囲気ある写真が撮られます。またLEDライトを持って文字や絵を描いても面白いなと思います。・①、②において、地上の被写体をライトで照らして撮影すると月明かりが無くても星景写真が楽しめます。・③はそのまま微速度撮影のデータとしても使えます。・流れ星を撮るには…日頃の行いが重要ですね(^_^;確率論から言えば、連続撮影する③かBulb撮影②が写っている可能性が高いでしょう。・宇宙ステーション・イリジウムフレアを写真に納めると、凄く幻想的な写真になります。下記サイトから観測地点から見られる日時、方位等が割り出せます。http://fas.kaicho.net/tenshow/cgi-bin/iridium21.htm私も何時も写真に入れたいなと思っているのですが…撮影するとすぐに忘れてしまって(^^ゞ・湖面に星を写し込む気象条件は…晴れた風のない日です。風があると湖面に波が出来て星が上手い具合に反射しないので難しい撮影対象です。・雲があっても撮影は諦めないでください。特に①、②だと雲がある方が風景写真と同じでとても雰囲気ある写真を撮れるチャンスだと思います。[image:4]※②Bulb撮影において、これぐらいの撮影時間なら長秒時撮影のノイズ除去をOFFでも問題ないノイズ感です。どうしても気になるなら思い切ってモノクロ化にする事をお勧めします。ノイズすら絵になるでしょう。▲固定撮影だけに重点を置いて書かせて頂きましたが、赤道儀を使って追尾撮影されるアニキ達には…解説不要ですよね。後は天候を祈るばかり…good...
赤道儀の選び方比較 金環日食が近づいてきました(*^_^*) 撮影記でも金環日食系の投稿が増えてきましたね。 私も凄く楽しみにしているのですが…北海道からだと金環にならないのと、 月曜日は一応仕事があるという理由から、今回の撮影は見送る色合いが濃くなってきました(>_<) GANREFサイトで全国各地にて撮影された写真を楽しみにしています。 もし、全国的に天気が悪くて北海道だけ観測されそうだったら…チャレンジしてみたいと思います。 ■今回は、ポータブル赤道儀の性能比較と選び方についてレポートさせて頂きます。 現状持っているポータブル赤道儀は下記の4つです。 ●スカイメモR ●CD-1M+ ●オルゴール赤道儀 ●小型赤道儀 これ以外にTOAST-Proとポラリエとの比較をしていきたいと思います。 これからポータブル赤道儀を購入される方、興味を持たれている方に必見! すでに購入されている方からは、実際に使っている機材の感想を是非コメントして頂きたいです。そうして頂けたらよりレポートの厚みが増しますし、多くの方への参考になると思います。 初めに、超広角~広角系レンズを使いシャッター速度300秒前後の追尾にはどの赤道儀の精度も問題ありません。 ●スカイメモR(85,000円) 追尾精度:☆☆☆☆ 携帯性:☆ 使いやすさ:☆☆ 価格:☆☆ 極軸望遠鏡:4倍 実視野10° 暗視野照明 追尾モード:等倍速、2倍速、停止、南半球対応 搭載荷重:最大5kg(X4+EF400mmF5.6Lで問題なく撮影出来ます) 撮影用途:星景~星野写真 スカイメモRと専用三脚までそろえられたら後は何も必要が無いオールインワンタイプの商品で、勝負所の撮影では必ずこの赤道儀を私は使い、本当に信頼感のある機材です。 ポータブルと呼ぶには大型重量級に入り、設置するには耐荷重10kgクラスの名のある三脚が必要です。本来別売りとなる極軸望遠鏡が唯一標準装備され、しかも照明付きなので天の北極を高精度でしかも安易に合わせることが可能です。カメラアームが取り外せるのでカメラの設置から構図も楽に設定でき、バランスウエイトまでつけられるのでぶれに強く星景はもちろん、400mmクラスの超望遠レンズを使った星野撮影まで楽にこなせます。 ただ、ポータブル!?というほど重く大きく、三脚等の予備設備も必要なことからちょっとだけ使いたいな…という方には不向きです。 実売では、意外と安く売っておりYahoo!オークションにも頻繁に出品されていることから場合によっては安く購入でき、極軸望遠鏡と性能で考えたら非常に安価なポータブル赤道儀とも言えます。 ●CD-1M+(39,800円) 追尾精度:☆(オプションの極軸望遠鏡を使うことで☆☆) 携帯性:☆☆ 使いやすさ:☆☆ 価格:☆☆ 極軸望遠鏡:簡易型 追尾モード:等倍速、0.5倍速、2倍速、16倍速、南半球 搭載荷重:最大5kg(X4+EF400mmF5.6Lで撮影出来ます) 撮影用途:星景~星野写真(極軸望遠鏡必須) ポータブル赤道儀の入門用です。本体重量もそれほど無いので、中型三脚に楽に取り付けられます。モーターにはビクセンの商品が使われているので精度に問題なく、厳冬期の厳しい環境での使用でも安心感があります。星景までなら本体のみで十二分で、50mm~400mmの星野撮影となるとオプションの極軸望遠鏡や微動雲台などが必要となり、場合によってはスカイメモRより高く付く可能性があります。 三種類のタイプが販売され、CD-1、CD-1+、CD-1M+とありますが、地上の景色と星空を同時に写す星景撮影で便利な0.5倍速モードがあるCD-1+がお勧めです。 特に際立った面も無ければ、悪い点も無いのですが電池BOXとコントローラーの配線が煩わしいのと、オプションを付けていくと高く付きます。 私も初めて購入したポータブル赤道儀であり、今でも使っているので安心してお勧めできる商品です。 ●オルゴール赤道儀(19,800円) 追尾精度:☆ 携帯性:☆☆☆☆ 使いやすさ:☆☆ 価格:☆☆☆ 極軸望遠鏡:簡易型 追尾モード:等倍速 搭載荷重:最大2kg(本体が軽いので1kgが実用) 撮影用途:星景写真 ごめんなさい…初めて見たときには絶対に怪しい商品だと思いました。でも購入してみて使ってみると…ポータブル赤道儀として安心してお勧めできる商品です!600gと世界最軽量!?な軽さと、電池不要の手軽さから旅行時はもちろん思い立ったら星空写真というぐらい機動性に富みます。動力はオルゴールとなるので、初めにキッチリと巻いてあげ、スタート時は回転にムラがあるので1分ほど待ってから撮影するのがコツです。さらに意外と精度の良い高度計が本体に標準装備なので、コンパスさえあれば北極星が見つからなくても導入が安易ですしこのまま南半球でも使えます。本体が軽いので小型三脚でも大丈夫ですし、配線や電池の煩わしさも無く、価格的にも安いことから入門用として強くお勧めできる商品です。私は-20℃のタウシュベツ橋梁撮影時にも使いましたが、問題なく動作し冬の天の川のパノラマ写真を作る事もでき、南半球の旅行時にも携帯しました。 唯一の難点が…電池駆動で無いので私みたいなヘビーユーザーにはサクサクと撮影できないので、基本的に予備役となることです。たまに撮影するという方には電池が不要なので、チャンスに強い機材ともいえます。 ●Amazonなどで販売している小型赤道儀(時価 約17,000円) 追尾精度:☆ 携帯性:☆ 使いやすさ:☆☆ 価格:☆☆☆☆ 極軸望遠鏡:簡易型 追尾モード:等倍速、南半球 搭載荷重:最大2kg 実質ミラーレスカメラ用!? 撮影用途:星景写真 手のひらサイズの小ささから、旅行にもお勧めです。ただ、本体は小さいのですがバッテリー、ケーブル等が必要なので意外と設置性とか煩わしそうです。また、小型はいいのですが赤道儀は重たい方が安定感があるので、一眼レフよりミラーレス系のカメラでの撮影がお勧めそうです。 個人的には、ポラリエのほうが高いですが相対的に満足度は高いかなと思います。 ●TOAST-Pro(89,250円) 追尾精度:☆☆(オプションの極軸望遠鏡を使うことで☆☆☆) 携帯性:☆☆☆ 使いやすさ:☆☆☆ 価格:☆ 極軸望遠鏡:簡易型 追尾モード:等倍速、0.5倍速、南半球 搭載荷重:??? 撮影用途:星景~星野写真 ※持っていないため推測値 価格にさえ耐えきれば、ポータブル赤道儀では最強クラスでしょう。小型軽量で配線の煩わしさが無く、35°傾斜ウエッジを維持しながら三脚に取り付けられる利便性。雲台の取り付け精度と設置の容易さ、標準装備の北極星導入窓の精度から来る追尾性能…これにスタイルまで良いので弱点は見つからないですね。高い商品ですが傾斜ウエッジと雲台が特にすばらしく、初めての方でも本当に使いやすい赤道儀だと思います。 でもネックは…価格ですね。星景クラスの写真だと超広角レンズを使い、シャッター速度120秒程度の追尾精度において、他社製品とのハッキリとした価格以上の違いはまず見つけられないと思います。標準~望遠となると違いが出てくると思いますが、その領域になるとスカイメモRが見えてくるので…。 ●ポラリエ(49,350円) 追尾精度:☆(オプションの極軸望遠鏡を使うことで☆☆) 携帯性:☆☆☆☆ 使いやすさ:☆☆☆☆ 価格:☆☆ 極軸望遠鏡:簡易型 追尾モード:等倍速、0.5倍速、太陽、月、南半球 搭載荷重:最大2kg(雲台が貧弱そうなので…実質1kgちょっとかな!?) 撮影用途:星景写真 ※持っていないため推測値 100万円の赤道儀まで取り扱う、天文メーカー名門出身のポータブル赤道儀です。サイズ、重さから察するに携帯性がすばらしく、特にコンパスと高度計が本体標準装備なので北半球はもちろんのこと、南半球でも設置が容易な事からポータブル赤道儀の決定版だと思います。極軸望遠鏡もオプションで付けられますが、この赤道儀のコンセプトから外れるので必要は無いかと思います。面白い機能に月や太陽を追尾するモードがあるあたり…さすがビクセンと言ったところですね。 配線も無く丸みを帯びた白い外見が可愛らしいことから、女性や子供にお勧めできる商品です。ただ標準バッテリーでは駆動時間が短いので、月食等では外部バッテリーが必要だと思われます。高度計にも照明が付いていて暗いところでの操作にも気配りが感じられるとても良い商品だと思います。 ■赤道儀の設置 三脚は出来れば一段だけ脚を伸ばすだけにします。撮影スタイルは膝をついて撮影するものと思ってください。 雲台の水平を取ります。ここで素早く精度良く完了させるアイテムにスリックから出ているレベリングという商品があり、私もいつも重宝しています。 三脚に赤道儀を設置し、コンパスで北を探し北極星を探します。ここで新潟精機レベルメーター http://store.shopping.yahoo.co.jp/niigataseiki/506201.htmlを使うことで、あらかじめGoogleマップ等で調べた撮影地の高度に合わせると、北極星の導入がよりスムーズにもし、導入が上手くいかなくても精度よく追尾をしてくれます。 赤道儀に自由雲台を取り付け、カメラも一緒に取り付けます。ここで赤道儀側の雲台を取り外しが出来る機材が最後まで、使い勝手がよい赤道儀と思ってください。 あると便利な商品で、写真にあるCD‐1アングルプレートが赤道儀のバランスを向上させ、倍率4倍クラスの極軸望遠鏡への北極星の導入には微動マウントがあると本当に楽です。商品元ページリンク http://www.eyebell.com/guide.htm これに近いアイテムでマンフロットからギア付き雲台がありこれも導入時に重宝しそうです。 ■最後になりましたが、これらポータブル赤道儀からお勧めの商品を選ぶとしたら何が良いか自分なりに考えました。 これから「本格的に星空撮影」を始めたいなと言う方にお勧めしたいのが… ●ビクセンのポラリエが一番お勧めです。 赤道儀側の雲台が取り外し自由な事と電池駆動で最安値という事が最大のポイント。 赤道儀の購入費用を安くすることで、もし持っていなければAdobeのCS系の画像処理ソフトの購入を強く勧めます。赤道儀を使い普通に撮影しただけでは確実に物足りない星空写真になると思います。シャッター速度300秒のRAWデータ、太陽より遠い距離の星の光を復活させるには画像処理がとても重要だからです。 赤道儀は安く、画像処理ソフトにお金を使うことが美しい星空写真の近道かなと思います。 もし画像処理はしないでありのままの星空と言うことなら、オルゴール赤道儀かポラリエなら高度計が標準装備で導入が簡単なので本当にお勧めします。 この度も最後まで読んで頂きありがとうございます。
ついに旅も後半。ウユニ塩湖からボリビア出国、アルゼンチン行きとなります(*^_^*) ウユニよりアルゼンチンの旅行者による情報があまりにも少ないので、このGANREFをお借りして少しでも旅行時の現状をお伝え出来たらなと思って書いています。 写真も沢山撮ったのですが掲載できるモノが少なくて…その…二人の写真ばかりで(^_^;スミマセン(_...