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新婚旅行で南米ボリビアにあるウユニ塩湖(ウユニ塩原)へ
ご無沙汰しておりました。
このたび、私たちは新婚旅行で南米のボリビアにある塩の湖【ウユニ塩湖】まで行ってきました。
日本から見たら地球の裏側…北海道を出発してからウユニ塩湖に付くまで約40時間もかかりました。遠いですね…本当に遠いですよ(^_^;
本当に遠いですが、あの光景を見て撮れるなら行く価値があります!
今回の撮影記では、ウユニ塩湖に向かうための行き方、移動手段や実際の現地の状況をなるべく詳しくお伝えできたらなと思います。
■ウユニ塩湖は南米ボリビアでも、アンデス山脈の標高の高い所にある塩湖です。海底の地形が長い年月を経て海水ごと隆起して今の景観を作り上げたそうです。
GoogleEarthで見てみるとウユニ塩湖から赤道に向かって、オルロ市、ラパス市そしてチチカカ湖まで平坦な道が続きますが、太古にはここら辺一体は一つの塩湖だったそうで、段々と水が干上がり流出する川の無い今のウユニ塩湖に周りの塩が集まり広大なそれでいて高低差50センチしかない平坦な塩原を形成したそうです。(ここら辺は現地のガイドさんからの受け売りです(^^ゞ
ウユニ塩湖周辺の気候は乾季と雨季があり、天空の鏡が楽しめるのは雨期のシーズンでも1月~3月上旬…雨期と言っても夕方にサーとスコールが降る程度なので天候が良ければ一日で干上がる事もあるそうです。
私たちが訪れた時のウユニ塩湖はどうだったかと言うと…実はほとんど水が干上がった状態の最悪な状況でした(>_<)一面真っ白な塩だけの光景を見せられたあの時の気持ち…夢に見た天空の鏡なんか一つもありませんでした。三日間の日程でウユニ塩湖に滞在したが半ば諦めかけていたところ、最終日に奇跡が!
ウユニ塩湖へ向かうには
■ウユニ塩湖へ日本から向かうにはボリビアのラパスか、チリから向かうのが一般的です。Yahoo!で「ウユニ塩湖 ツアー」もしくは、「南米旅行」と検索をかけると南米に特化した旅行会社が見つかると思います。私が調べたところ添乗員同行のツアーはまず開催されていないので自分で飛行機を乗り換え、入国手続きをする必要があります。
この場で私たちが利用した旅行会社を紹介しようと思ったのですが…少々…ボリビアの現地でトラブルがありまして、トラブルの原因は日本の旅行会社と現地の旅行会社との話の行き違いです。旅行会社を選ばれたら必ず【現地の旅行会社と話がちゃんと通じ合っているか何度も確認する】ことをお勧めします。
私たちはラパスからウユニ塩湖にアプローチすることにしました。時間に余裕があればマチュピチュを見た後にウユニ塩湖へアプローチすることもできます。
ラパスへはアメリカで飛行機を二回乗り換える必要があります。
私たちはアメリカン航空を使いダラスフォートワース(DFW)でアメリカ国内線に乗り換え、マイアミでラパス行きの国際線に乗り換える事になりました。航空会社により乗り換えを一つ減らせる事もできますがその場合旅行代金が高くなります。DFWは巨大なハブ空港でモノレールを使いターミナル間を移動できるので時間が余っていたので、Cターミナルへ行ってみましたがそこはローカル専用らしく田舎くさいアメリカンな雰囲気が楽しめました。余談ですがDFWにあるスタバは不味いので飲まない方が良いです(^_^;
DFWに着いたらアメリカへの入国手続きがあります。出発前に日本でESTAに登録する必要があり、未登録だと入国から乗り換えすらできません。入国審査は家族で一緒に受けられます。一度機内預け荷物を受け取り、ダルイ感じのする税関ゲートを通過したすぐ右にある再荷物預けカウンターで委託荷物を渡します。特に書類での手続きは無いのが逆に不安です。
時差の影響からダルイ感じでマイアミ行きの飛行機に乗ります。マイアミ国際空港に近づくと眼下に広がる町並みの綺麗なこと…一度は遊びで訪れてみたいなと思わされる本当に素敵な光景です。
この空港も大きく専用モノレールが走っています。ここの免税店でうちの妻が資生堂の海外専売の日焼け止めを見つけてくれました…なんとSPF60!実際、ウユニ塩湖は赤道近くの標高が約3700m、空気が薄いため紫外線が体感的に痛く感じたのでこの商品には本当に助けられました。
ボリビアは空気が薄い
■マイアミからいよいよラパスへ向けて飛行機が出発です。ここまで来たら飛行時間7時間なんて問題ありません♪早朝ラパス郊外のエル・アルト国際空港に到着。
ここは標高が4000mを超える世界一標高が高い国際空港らしく機内から出た途端、体がズシッと重く手足が痺れ本能的にヤバイと感じる身体状況になります。腹式呼吸で息を整え何とか入国手続きを終えて、現地ガイドと合流する事ができました。ウユニ塩湖もですがそこまで向かう道中は常に標高が高い状態なので、高山病の心配があったので今回は日本から【ダイアモックス】という薬を持参しています。
日本では高山病対策の薬は存在しないため、効果があると伝え聞くこの薬を処方してもらい朝昼晩一錠ずつ飲むことにしました。初日から飲んでいるので、逆に効果の程は確認できませんでしたが最終日まで高山病に悩まされなく過ごすことができたので、行かれる方は持参されることをおすすめします。
高山病が怖い方は、病院に行ってダイアモックスを!
ラパスからウユニ塩湖に向かうには陸路と空路があります。陸路ではランドクルーザー専用車に乗って片道約10時間、泥道を進み、川を越えてとランドクルーザーの性能に感心しながら向かいます。雨期なので雨の降り具合で道が泥沼になり一日でウユニ塩湖に着かない事すらあるそうです。
そんな悪路でも大型トラックは躊躇なく走っているので…やはり途中でスタックして抜け出せないトラックを見かけます。
空路だと片道一時間半ほどで着きます…が一見便利ですが欠航が日常的にあります。しかも欠航しても他社便や車などに乗り換えるサポートが無いので、飛ばない日はラパスに足止めされるので一か八かのリスクがある移動手段です。鉄道も走っていますが深夜のみのダイヤと治安からおすすめはできないそうです(ウユニからブエノスアイレスまで鉄道で行けるそうです)
現状では、着く確率から車での移動が一番だそうです。
ウユニ市内
宿泊先はウユニ市内かウユニ塩湖近くの塩のホテル
■ウユニ塩湖周辺の宿泊施設ですが、大きく三つあります。
・塩湖周辺にある塩でできたホテル
トリップアドバイザーでホテル情報など検索できます。
http://www.tripadvisor.jp/Tourism-g317033-Uyuni_Potosi_Department-Vacations.html
LUNA SALADA(ルナ・サラダ)
CRISTAL SAMANHA(クリスタル・サマニャ)
私たちは、ルナ・サラダに宿泊、高台にあるホテルでこの周辺では最高級のホテルになるそうです。塩湖から離れているので車でのアプローチしかありません。
夕飯は三種類のメニューから選べますが!塩がきつい味付けなので毎回注意しましょう(^_^;言語はスペイン語のみとなり若干英語が通じる程度です。トイレ・温水シャワー完備。シャワーはやはり少し塩っぽく使い方に工夫が必要です。暖房も完備しているので夜の冷え込みも心配ありません。あ…このホテルにはウユニ猫が3匹居るのでかわいいですよ(*^_^*)
クリスタル・サマニャは塩湖に近い所にあるホテルで、歩いてアプローチできますが平地にある分ハエが多いそうです。
・ウユニ市街のホテル
バックパッカーが愛用する安い宿が沢山あります。ここからウユニ塩湖へのツアーに申し込んでアプローチします。雨期の2月頃は日本人が増えてこの時期ウユニは日本人街となるそうです。ほかの国の旅行者も居て、夜は遅くまでバーなどが開いていることから単身旅行者にはウユニで泊まった方が断然楽しいと思います。
↓ウユニにある鉄道の墓場↓
http://www.360cities.net/image/uyunilocomotive-bolivia#0.00,0.00,70.0
・ウユニ塩湖中心にある塩のホテル
環境は劣悪です。でも標高3700mにある避難小屋と思えばある意味快適なホテルだと思います。宿泊は今では禁止されていますが、事前にウユニにある代理店に申し込めば泊まれるそうです(^_^;食事は事前申請で出るみたいです。
2月の雨期の中心ではホテルの目の前が【天空の鏡】状態になるそうで、好きなだけウユニ塩湖を満喫できることから夜の星空撮影でもこのホテルを拠点に考えた方が良かったかなと少し後悔。このホテルは旅行者にとってウユニ塩湖の聖地みたいな所らしいです。余談ですがここにはいろんな国の国旗がありますがある日、日本の国旗が突然無くなったそうです。代わりのある日本の隣国の国旗が、しかも大使館にあるような巨大な物で風では靡かない程の国旗が現場にあったそうです。違う人の情報ではその国旗の大使館ナンバーの車がその日目撃されていたそうで…地球の果てまで来て迷惑な事をするなと思いました。
↓塩のホテル360°パノラマ写真はこちら↓
http://www.360cities.net/image/uyuni-salt-lake-fairy-of-the-desert#0.00,0.00,70.0
■ボリビア 一口コメント
高山病と日焼け止め対策は必須。
大統領は親日家。日本訪問時に天皇陛下から心温まる歓迎を受けて強く感動されたとか。アメリカ留学中に嫌な思い出があるそうで現在は反米政策。アメリカ大使は不在。入国にはビザと100ドル以上のお金がアメリカ人にはかかるとか。
抗議デモで幹線道路が閉鎖されることがまれにある。私たちも帰りにデモに巻き込まれ酷い目に遭いながら感動的な光景に出会うことに。
野犬がすごいです…群れをなしています。頭数が半端ないので見たときには相当びびりました。
赤道付近ですが、標高が高いため昼と夜と寒暖の差が大きいので星空撮影を考えている方は冬装備が必要です。
携帯…ウユニ塩湖ではあまり繋がりません通話は1分間320円だったかな!?ホテルロビーではネットワークを借りられそうです。
子リャマです(*^_^*)
ウユニ塩湖の見頃は1月下旬~2月下旬
■ウユニ塩湖の見頃はいつかというと…現地の人からの話からだと2月が一番の見頃だそうです。お正月休みを活用して訪れても…鏡の世界を楽しめない可能性が高いそうです。私たちが訪れた3月中旬では雨期の終わりが近づき、塩湖には水がほとんど残っていませんでした。夢にまで見た天空の鏡、この目で見るのを諦めかけていたが最終日にドライバーさんの機転で普段行かない塩湖中心まで進み鏡の世界を探すことにしました。真っ白い塩原をひた走ること約1時間…ついにあの天空の鏡を発見!
周りに観光客の居ない世界は私たちだけの貸し切り。この光景を表現する言葉は残念ながら私には持っていません。
↓天空の鏡 パノラマ写真↓
http://www.360cities.net/image/uyuni-salt-lake-bolivia#0.00,0.00,70.0
■最後にウユニ塩湖の旅行はラパスに着いてから合流するガイドとドライバーと最後まで一緒に行動します。特にガイドさんとは夕飯まで一緒にするので担当となった方によっては旅の印象がガラッと変わります。私たちの時はガイドさんもですがドライバーさんがとても良い方で…この人のおかげで天空の鏡を見ることができたようなものです。
次に行く機会があれば、ウユニで車を借りて二人の時間をより楽しみたいなと思いました。それまでにスペイン語を覚えなければ(^^ゞ
星空撮影も併せて記載しようと思ったのですが…文字数制限が。
これは後日また掲載させて頂きます(_ _)
次回は、ボリビア出国~ブエノスアイレスの撮影記を掲載します。
この度も最後まで読んで頂きありがとうございます。
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