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比較明コンポジットにひと味加える
今回の星空教室では、ひと味加えた比較明コンポジット撮影について書かせて頂きます。
比較明コンポジットをつかった星空写真の撮り方は、私の以前の星空教室でも書かせて頂きましたし、ほかのGANREFメンバーさんでも詳しく分かりやすく書かれた撮影記があるので、詳しい撮影方法などはGANREFの撮影記検索ページから探して下さい(..;)
私ので良ければ下記ページにに色々書かせて頂いています♪
▼星空教室総合案内所はこちら
■比較明コンポジットで撮影した写真にひと味加える…といってもそんなに大げさな一手間は必要ありません。ただ、夕焼けもしくは朝焼けの写真一枚をコンポジット時に付け加えるだけで、今までの星空写真が見違えるほど素敵な作品へと昇華します。
朝焼け夕焼けの中でも一番星空写真との相性が良い、天文薄明という時間帯に撮影した写真を使うのがコツです。
▼天文薄明についてはこちら
■星空写真と天文薄明を合成するには、先に比較明コンポジットで星空の日周運動を完成させた後、天文薄明時に撮影した写真と星空写真を比較明コンポジットで仕上げます。星の光跡とその場の雰囲気が一番合う、天文薄明の写真を選びながら何度か合成してためしてください。
なので、天文薄明の撮影では出来るだけ多くの写真を撮り、空の明るんでいく様をたくさん写真に納めることがひと味加えるときの最大のコツとなります。
ディズニーシーからの比較明コンポジット写真。
30秒 F8 ISO400
夜明けの天文薄明とコンポジット
東京タワーからの比較明コンポジット写真。
6秒 F5.6 ISO200 10時間連続撮影(7時間分の星の光跡をコンポジット)
夕暮れの天文薄明とコンポジット
このときは確か、東京オリンピック誘致のための視察団が東京に来ている時期だったので、東京タワーの明かりは一晩中、点灯していたためこのような美しい天文薄明の東京写真を撮ることが出来ました。
夜明けの天文薄明の写真を元に、コンポジットした写真がこちらです。
■比較明コンポジットではどうしても星がちゃんと写っているか心配になります。
下記写真のような強い光源の近くでの撮影でもちゃんと星は写っているので安心してください。
なれてくるとこのような、ハイキーな星空写真の演出すら可能です(*^_^*)
■星空写真は下手すると色情報の少ない、薄っぺらい写真になりがちなので
夕暮れもしくは夜明けの天文薄明と上手く合成させることで、星空写真の苦手な色情報を補うことで素敵な写真へと昇華していくのを伝え切れたらなと思います。
都内からの星空撮影時のもう一つのコツに、空気の澄んだ東京より少し霞がある方が写真として良い具合に仕上がります。
自然の風景写真も都内からの写真も、違うようで写真の本質は同じです。
このたびも最後まで読んで頂きありがとうございます(*^_^*)
最後に、東京タワー微速動画も同時に公開します。
相変わらずやる気のない動画編集ですみません(^^
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