目次
バッテリー搭載
BenQ GS2(BenQ商品サイトのリンク)=ポータブルプロジェクターは間違いです。
正しくは、バッテリーをプロジェクター本体に搭載し自由に持ち運び、気軽に投影できるモバイルプロジェクターです。
私も間違えてポータブルプロジェクターと認識していたので…ここは気をつけてください。
バッテリーの駆動時間は満充電から約3時間ということなので、一般的な映画なら最後まで投影できるスタミナがあるモバイルプロジェクターです。
我が家に来てくれたHT3550以来の新しいプロジェクターGS2がやってきたので家族と一緒に本機種を使い込んでみたい感想が書いています。
特徴
レトロ感がある形とカラー
プロジェクター本体の角が取れて丸みを帯びたデザインと、手に持ちやすい滑りにくくて触り心地の良い質感、ベージュカラーと言ったらそうかもしれませんがそんな感じではないレトロ感が漂うカラーと相まって、家に居ても外にあっても違和感ゼロの不思議なプロジェクターです。
私よりどちらかというと、奥さんからの第一印象がとても良かったので写真で見るより実物の方がより可愛らしいデザインに感じられるかもしれません。
Amazon Fire TV Stickを使うとこんな感じになります。USB給電は1.5Aとなります。
マイバッグ!?
ビックリしました!
さすがはモバイルプロジェクター、持ち運び前提でGS2と付属品が入るバックが無料で付いてきます。しかも意外とかわいいバッグなのでまさかプロジェクターが入っているとは思えないデザインです。
こう言ったアイテムが入っていると嬉しいです。
充電するアダプターのコンセントが3つも付属しています。日本やアメリカの形状から、おそらくはヨーロッパで主流のC形状、アジアで使われるBF形状と思われるコンセントが付属されています。
BenQは確か日本もですがアジアや中東、アフリカで4Kプロジェクターの販売台数No.1を達成したと聞いていたので、GS2も世界でのモバイルプロジェクター販売台数No.1を目指している意気込みを感じさせられる、付属品の多さです。
外観
IPX 2クラスの防滴をクリアーするために、HDMIなどの主要の端子群はカバーで蓋がされている状態です。
本体にはWi-Fi機能が無く、USBタイプのWi-Fiユニットを装着して初めてWi-Fiが使えるようになり、通信規格は2.4G/5Gに対応しています。
0.5mからの対落下性能があるらしいのですが…持った感じだとありそうです。角が丸いので衝撃が偏ることが少ないのと、衝撃を吸収してくれそうな質感に唯一の上下に稼働するスタンドが思いのほか頑丈そうだったので、テーブルなどからのうっかり落下程度なら頑張って耐えてくれそうな作りをしています。
上下の角度
0°~15°の上下に首振りできる角度(チルト)が作れます。投影する距離によって角度の振りの大きさが変わってきますが、使ってみたらちょうど良い首振り角度です。
主要スペック
輝度 | 500ルーメン |
解像度 | 720p (1280 x 720 ピクセル) フル解像度入力対応 |
コントラスト比
|
100,000:1 |
光源 | LED |
光源寿命 | 通常20,000 / エコ30,000時間 |
ピント合わせ | フルオートフォーカス |
台形補正 | 自動修正 |
投影サイズ | 30インチ~100インチ 2.3mで80インチに投影 |
Wi-Fi | 2.4G、5G |
HDMI | 1.4a |
USB | 2.0(1.5A)、USB-C(DP Altモード) |
オーディオ出力 | 3.5mm |
スピーカー | 2W×2 ステレオスピーカー |
運転音 dBA | 通常31/エコ29 |
OS 2GBメモリー 8GBストレージ | Android6.0 |
バッテリー内蔵 | フル充電で約3時間の再生時間 |
再生可能フォーマット | ドキュメント : .txt 画像 : JPG(.jpg, .jpeg), PNG(.png), BMP(.bmp) オーディオ : MP3(.mp3), AAC(.aac) ビデオ : XVID(.avi) , MPEG-4(3gp, mp4) , H.263(3g2, .avi, .mkv, .webm, 3gp, mp4) |
さっそく投影開始
説明書も読まずにいきなりプロジェクターの電源を入れてみます!
内蔵バッテリーの容量が心配でしたが、満充電に近い状態だったのでそのままバッテリー駆動で使ってみることに。
LED光源を使っているので電源を入れるとすぐにロゴ画面が投影、自動AFがピントを調整し上下の角度によって生じる台形型の歪みも自動で補正されるので、煩わしいピント合わせや台形補正も自動でやってくれるのでとても便利です。
しかし子供たちが邪魔でなかなか、先に進みません…
GS2には子供が光源をのぞき込まないようにする保護センサーが付いていて、一定の距離になると自動的に投影がOFFになる機能があるはずでしたが、なかなか作動しません。
設定画面のバレンタルコントロールから初期設定では目の保護がOFFなので、ONにしてみるとセンサーが反応して子供ののぞき込みによる心配がなくなります。
ここの設定ではモバイルプロジェクターならではの自動電源OFFやタイマーにキーロックの設定も可能です。
プロジェクターに子供たちは大興奮
家のWi-Fiと繋ぎ、スマートフォンの画面をミラーリング(画面のキャスト)で接続しYouTubeのMandy Moore, Zachary Levi – I See the Light (From “Tangled”/Sing-Along)を再生してみると、いや~鮮やかです!この動画は星が歌詞の上をフワフラと浮かんで動くので、子供たちが手で追いかけている様を見ると…ネコかと思ってしまいます。
ディズニーのYouTube動画は歌って踊れる楽しい作品がとても多いので他にも投影して試してみましたが、子供たちは終始大はしゃぎ…最後には汗だくになって踊って歌っていたので2020年のこんなご時世ですがホームステイで楽しめる作品を多く掲載してくれているディズーには感謝です!!
壁の色に合わせて補正
今回は壁に投影しましたが、薄黄、ピンク、青と壁の色に合わせてカラー調整して投影する機能も付いているので、壁の色を気にせずに投影できたりします。
基本は白色なのですが、部屋の壁が白色とは限らないので、モバイルプロジェクターGS2ならではの地味にうれしい機能に感動です。
魔法にかかったように簡単
説明書を読まずにいきなり電源を入れて投影してみましたが、画面のピント合わせや台形補正を電源ONと同時に自動的に補正してくれたのと、LED光源を使っているのですぐに投影が始まります。
電源ケーブルも不要なのでサッと本体を置いて電源を入れるとパッと投影され、アッというまに自動補正で準備完了となる様は…魔法のようなモバイルプロジェクターGS2と言った感じです。
Smart Control アプリ
を使えば、スマートフォンからGS2の操作も可能です。マウスを使う感覚で操作できたりもするので一度設定すると便利です。
少し落ち着いてからの詳細
箱から開けて、すぐに電源を入れて即投影という怒濤の流れでGS2を使ってみましたが、ここからはより深く商品の使い方や設定方法を書いていこうと思います。
本体の電源を入れるとはじめで表示されるのはBenQのロゴマークです。先に紹介したとおり光源にLEDを使っているので本来のプロジェクターだとどんな高級モデルでも投影まで少し時間がかかっていましたが、テレビをつける感覚ですぐに投影が始まります。
投影が始まると台形補正→投影距離に合わせてピントが自動的に修正される流れになります。
ピント合わせ後もリモコンで調整が可能なので、納得いくまでピントを調整することも可能です。
起動するとホーム画面が表示されます。スマートフォン画面みたいに右上端にWi-Fi、バッテリー残量などが表示され、Wi-Fi設定、iOS、Androidなどのミラーリング設定のショートカット項目が大きく表示されます。
どの項目も詳しく設定の仕方が書かれてあるので、基本的に説明書を読まなくともすべての操作が可能なほどよく作り込まれた設定画面です。
一つ注意が必要なのが、たまたまこの本体だけの癖なのか家にあるWi-Fiとの相性のためか詳しい理由はわかりませんが、正しいパスワードを入力して接続してもうまく接続できないことがありましたが、根気よく何度か再入力するか思い切ってホーム画面に戻ってみると、接続が完了していることがありましたので、うまく接続できなかったら試してみてください。
このトラブルは初めてWi-Fiに接続するときだけに見られたのでそれ以降は接続が安定しています。
三つの大きなショートカットキーが良い感じ
リモコンは自発光はしないタイプなので、その分薄く小さく軽く仕上がっています。
赤いところが電源ボタン、その隣が自動AFボタンとなるので、電源投入後に本体を別の場所に移動したときにこのボタンを押すとピントが自動的に調整されます。
家のマークがホームボタンとなります。
三みたいなマークが設定画面を表示させるボタンです。
上の三つの使用頻度の高いショートカットキーがリモコンにあるので、ストレス無く操作が可能となります。
設定画面
システム音と書かれているので、動作音の設定だけかなと思っていたら内蔵スピーカーのサラウンドモードの設定もできます。
音楽、シネマなど選べます。
肝心の音質ですが、4W出力のステレオスピーカーなので驚くほど高音質とはなりませんが、チャンバーを使っているらしく意外なほど元気よく鳴るスピーカーです。
GS2とペアリングさせたいスマートフォンなどのBluetoothを有効にしてペアリング設定を行うと内蔵スピーカーを使って、音楽を流すことができます。Bluetoothスピーカーモードになると、投影画面が消灯するのでバッテリーにも優しい設計です。
元気よく鳴るスピーカーなのでリズミカルな音楽との相性が良いです。
野外やお友達の家で使う場合、ミラーリングするためのWi-Fiの親機としてGS2を設定するモードです。スマートフォンなどでホットスポット名をWi-Fiから探して表示されているパスワードを入力すると接続されます。
インターネット強度と書かれてありますが早さの意味なので、無難に2.4Gで接続されるのをおすすめします。
パスワードや利用時間を決めたりもできるので子供たちのためにも、安心して遊ばせそうです。
基本的には使わない設定ですが、言語が選べたりキーボードの選択ができたりとカスタマイズが可能です。
ピクチャーとライトモード
ピクチャーモードが(明るく、ビビットTV、シネマ、スポーツ、キャンプファイヤー、就寝)選べて、自分好みで調整保存もできるユーザーモードもあります。
ライトモードは投影する明るさを選べますが、バッテリー駆動時はバッテリーモードしか選べません。マグネットタイプ給電ケーブルを接続すると500ルーメンの最も明るいライトモードが選べるようになります。
約3時間のスタミナと脱着式ケーブルが◎
フル充電で約3時間の投影が可能なので、大体の映画は最後まで見られるかと思います。
バッテリーが減ってくると、画像のようにお知らせウインドウが表示される仕組みです。マグネットタイプ給電ケーブルを接続すれば投影中でも充電されます。
マグネットタイプ給電ケーブルなので、ケーブルを引っかけてのうっかり落下リスクが激減します。給電ケーブルを本体に近づけると磁石でスポッと固定されるので、体感すると面白いですよ。
IPX2相当の防滴機能にも対応するGS2の優れたポイントの一つです。
プロジェクターを使ってお絵かき
A4サイズのお絵かきノートから一枚、書いてみたい絵を子供たちに選ばせてスマートフォンで撮影した写真を画面キャスト(ミラーリング)でGS2を使って投影、巨大なアート作品をみんなで描くことに!
今回はホワイトボードに投影し描きましたが、大型の文具店やネットショップなどで販売している全紙またはA0サイズの用紙を、糊付きのスチレンボード(スプレー糊を使って板に固定するのもあり)に貼り付けるとクレヨンや絵の具も使えますし、そのまま作品としてできあがるのでおすすめです!
逆にお絵かきノートに描いた作品を撮影して、画面キャストで投影しても面白そうです。
ミラーリングの設定は簡単
GS2はiOS(Airplay )とAndroid(画面キャスト)の両方でミラーリングできるように、わかりやすい設定方法が用意されています。
本当にGS2は、各種設定が文字や図で丁寧に書かれてあるので迷うことなく最後まで、設定を完了できる良心的なプロジェクターだなと改めて感じます。
Aptoide TV
私も知らなかったのですが使ってみると、Google playみたいにアプリを検索してインストールできるストアが本体に搭載されています。
動画配信アプリはメジャークラスだとYouTubeとNetflixしかありませんが、ゲームアプリもあるので使い方によっては面白いです。
Google Earthのアプリがお勧め
HDMI端子とUSB2.0(1.5A)があれば
Amazon Fire TV StickやGoogle Chromecastも簡単に接続できて、ケーブルも本体一つに完結するのでとてもすっきりします。
プロジェクターで寝室が水族館に
GS2本体にはカメラ用の三脚に取り付けられるネジ穴があるので、三脚に固定することで天井への投影も可能です。
投影した動画はYouTubeの【海遊館】 大水槽の動画映像12時間です。
バッテリーを本体に内蔵しWi-Fiを使ってワイヤレスに接続できるので、寝室や子供部屋、お友達の家など本体だけ持って行けばどこでも楽しめます。
天井に投影されるときは、自動台形補正がうまく働いてくれないので機能をOFFにしてマニュアル補正で調整してください。
天井への投影だと、一般的な住環境のだと2m30㎝前後なので、2.3mで80インチへ投影されるGS2だと、設置の仕方によっては50インチ前後のサイズで表示されます。
GS2は動作音が標準で31dB、バッテリー駆動だと29dBとほぼ無音のなので、寝室での投影でも耳障りな動作音の心配はないと言い切れるかと…それより子供たちの方が倍返しでうるさいです。
OFFタイマーで動作設定すると、さらに良い感じになります。
野外でも活躍
バッテリー内蔵のポータブルプロジェクターでしかもIPX2相当の防滴機能もついて、しかも約50㎝からの対落下衝撃性能があるので、気軽に外で使うこともできます。
キャンプでの旅行でしたら、道中の観光地などで撮影した写真や動画を、GS2本体のホットスポットWi-Fiを使ってミラーリングすることでその場で、旅の思い出など楽しめます。
Bluetoothスピーカーモードがあるので、野外スピーカーとしても使えるので同じアウトドアでも楽しみがまた一つ増えそうです。
日中でも見られるかな
500ルーメンのモバイルプロジェクターなので、多分見るのは厳しいかなと思っていましたが、昼間のカーテンを閉め切った南の部屋で投影してみましたが…想像以上に頑張っています。
ゲームやアニメなど明るい映像なら日中でも、問題なく使えそうな感想ですが動画も撮影したので合わせてご確認ください。
日中のプロジェクターを使ったゲームも大丈夫
HDMI接続で任天堂のSwitchを接続して「あつまれ どうぶつの森」「ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ」を壁に投影して遊んでみます!
日中の北側の部屋だったので、モバイルプロジェクターGS2の内蔵バッテリーによる投影でも暗さを感じずにプレイできる明るい投影が可能です。
給電ケーブルに接続すれば、フル500ルーメンのLED光源によるより明るい投影も可能なので、日中でも問題なくゲームの投影とプレイが楽しめます。
悪い点
最大の悪い点が、本体の動作音がほぼほぼ無音なので電源が入っているのかぱっと見わからない点です。
目の保護がONになっていると、壁などに近づきすぎると電源は入っていても映像が投影がされないので故障?と思っていまいますが、よく本体を見てみると赤いLEDが点滅しているので、よく見てあげると解決する問題点かなと思います。
足下に置いて使うことが多い我が家では、足で蹴っ飛ばしてしまうことが多々あります。本体のカラーが住環境に溶け込んでしまうので気付かれにくい性質の家電なので、蹴っ飛ばすとすごく悲しい気持ちになります。
Android6.0なので、せっかくならGoogleプレイに対応してくれてた方がより便利だったかなと思いつつも、ミラーリングなどで簡単に接続できるので手元にあるスマートフォンからの遠隔操作の方が慣れて使いやすいと思います。
まとめ
今の世の中はお家で過ごす流れなので、ただただ家に居るだけでは退屈してしまう可能性が特に子供たちが居るご家庭で、多いのかなと思っております。
我が家も子供たち3人も居ると、家に居ても退屈してしまうので子供たちが使える子供たちのアイデアを引き出させる可能性がある、GS2は新しい家での過ごし方の提案の一つになるかもしれません。
BenQ GS2(BenQ商品サイトのリンク)はモバイルプロジェクターなので、家から外へ専用のマイバッグに入れて持ち運んで新しい楽しみ方を見つけてみるよいパートナーになれる可能性のある製品だと思います。
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