ついに旅も後半。ウユニ塩湖からボリビア出国、アルゼンチン行きとなります(*^_^*)
ウユニよりアルゼンチンの旅行者による情報があまりにも少ないので、このGANREFをお借りして少しでも旅行時の現状をお伝え出来たらなと思って書いています。
写真も沢山撮ったのですが掲載できるモノが少なくて…その…二人の写真ばかりで(^_^;スミマセン(_ _)なので撮影記というより…旅行記と思って読んでください。
滞在期間は、ウユニ塩湖3泊とラパス1泊となり南米旅行にしては滞在期間が短いのかなと思います。3泊目から高地に体も慣れてくる時期なので、本当はこれからが楽しめるのかなと思います。
もし日程に余裕があればウユニ塩湖からさらに奥地へ進むこともできます。ラグーナ群巡りと言うツアーもあり、中でも有名なのが赤い色の水とフラミンゴの生息地コロラダ湖ここら辺は僻地になるので快適な旅は期待できませんが、写真にはとても良さそうな環境が想像できますし、このままペルーに抜けることもできるので地上絵を見に行くのもありです。また、グラシアール湖という所も壮大な景観が楽しめると聞いています。
今回の旅行では見ることができませんでしたが…20、30年後にでも撮影に訪れてみたいです。
目次
名残惜しいウユニ塩湖を後に
■ウユニ塩湖に相当な未練を残しながら一路ラパスへ向けて出発します。前日に星空撮影を楽しんだので…悪路の揺れにも負けず爆睡の行程でした。悪路が続くのですが途中からは舗装された道路となるので…これがまた飛ばすことなんの。標高が高いのでエンジンの酸素不足から来る加速の悪さが逆に怖いです(^_^; 対向車も爆走しているのでその…事故が絶えないそうで道中、祠みたいなのが点在していて事故にあった親族が建てた石碑らしく相当な数が見受けられました。
しばらく走ると…ガイドさんとドライバーさんがなんだか慌ただしく動き始めました。ガイドさん曰く「ラパスへ向かう主要道路の殆どがデモ活動で封鎖された」と…。なに!噂に聞いていたことが運良く!?私たちの旅行の時に発生しました。何とかして迂回路を見つけて市内に入ることに。ラパス中心部まであと一時間というところで、ここから迂回路の探索開始です。迂回路にもならないような怪しげな道(日本だと絶対に廃道クラス)にアタック!そしたら…大型トラックが途中でスタックして通行止め!
ボリビアは道路を封鎖するデモが割と普通に発生します
こんな所トラックで走るなよ~と思わず叫んでしまいました。気を取り直して再アタック、マップには絶対に記載されていないと思われる農村地帯を、探索しながら進みます。
道行く人から道を聞きながら場所を確認し、走ること小一時間。ついにボリビア首都ラパスの町並みが見えてきました!すごい光景に驚くばかり、まさに空中都市マチュピチュそのものです。
デモのお陰でこの絶景を見ることが出来たと思うと、旅は本当におもしろいですね。この後の峠道の下りの怖さは…想像にお任せします。
やっとラパスに到着。予定より4時間遅れで着き、皆さんヘトヘトに疲れ切っていました。
翌朝五時に宿泊先を出発、いよいよラパス空港からブエノスアイレスに向かうことになります。ラパスの夜景がすごく綺麗で、起伏に富んだ町並みと言いますか棚田みたいな町作りと素朴な街灯が本当に綺麗でした。治安が良ければ撮ってみたいなと思う光景です。
ラパスからサンタクルスにて乗り換え
さらばラパス…また来るねウユニ塩湖と強く誓って出発です。飛行機から見るアンデス山脈…あんな高地に居たんだなと今になって実感として湧いてくるのが不思議でした。
約3時間のフライトで、サンタクルスに乗り換えのため到着。ここは、首都ラパスとは違い標高が高くなく、気温湿度とも快適。原住民の方も殆ど見られません。空港も明るく少し陽気な雰囲気を醸し出しているのでラパスとは、すべての面で正反対な町なのだなと思います。ガイドさんからの情報では、欧米の旅行者の一部はここサンタクルスに来て薬を楽しむそうで、ボリビア自体が生産地とあり安く簡単に手に入るからだそうです。
南米は麻薬のパラダイス
若い米国系もしくはヨーロッパ系の男女のグループ旅行はかなりの頻度で麻薬を楽しみに来る旅行者だそうです。
1ヶ月単位で滞在し、帰国するらしくそれ専用の町や宿があるという現地情報でした。
そのお陰で、ボリビアからの出国は大変厳しく荷物検査後に複数人の検査官が待機していて、これからどこへ行くの!?マイアミか?とか聞かれ、手荷物の開封検査とボディーチェックがあります。それより驚いたのが、ブエノスアイレス行きの飛行機の搭乗ゲートがどれだけ探しても見つからない9番と電光掲示板に書いてあるのに…本当に困りました。通じないスペイン語で色々質問して、おそらく5番と書いてあるゲートで待っていれば大丈夫みたいな結論まで至りました(^_^; 同じ事で困っている老夫婦からも、ここで大丈夫なのと聞かれる次第です。
やっとの事で乗り換えが終わり、無事何事もなくブエノスアイレスへ向かうのでした。
ブエノスアイレスの空港
アルゼンチンの首都ブエノスアイレス
ブエノスアイレスはアルゼンチンの首都。人口は近隣都市と合わせて1000万人を超える世界有数のメガシティ。アルゼンチンの経済規模はGDP比で神奈川県より若干少ない程度ですが、生活水準レベルは先進国扱いとなりその質の高さは、ヨーロッパのクロアチア(次に行きたい国♪)と同レベルだとか。比較的物価も安定していることから治安も良く、飲食店は普通に日付が変わった午前2時頃まで開いていることから夜の歩きもそれほど心配を感じませんでした。
ただあくまで中心部での話なので、郊外や港では絶対に気をつけてください。中心部でも悪戯目的と思われる出来事があり、交差点で信号待ちしている歩行者めがけて卵を上から落とすハプニングに私たちも巻き込まれました。直撃はしませんでしたが、周りの人たちには巻き込まれた方も居てちょっと驚きました。
ただほかの旅行者の話を聞くと、現状景気が悪いヨーロッパを旅行するより安心感はあると思います。
アルゼンチンはやはり親日国家でした
出発前にテレビ「世界不思議発見」でアルゼンチン特集が放送され、なんでも親日国家と聞いていたので…その、実際国民はどのような感情を持っているのか旅行前から非常に興味を持っていました。スペイン語が話せないので…詳しい内容は分かりませんが(^^ゞ おおむね好感的です!私たちが「ハポネス」とわかると相当興味を持って話しかけてきます。
タクシーの運転手なんて興味が尽きないらしく、前方をあまり見ないで(こわいです)色々聞いてきます(^_^; 若い方には、日本の漢字がとってもクールらしくクレジットカード利用時のサインに漢字を書くと殆どの店員さんが感動の表情をします。スターバックスでオーダーを頼むと名前を聞かれ、口頭で言うと私の北海道訛りの私の発音ではうまく通じず、店員さんからペンを渡されるので漢字フルネームでカップに書いてみると、めっちゃ喜んでほかの店員たちにも見せびらかしていました(*^_^*)
面白半分という意味もあるかもしれませんが、少なくとも嫌われているような雰囲気はなく特に、不快になるような思い出は全くありませんでした。旅行するなら少しでも親日感情のある国の方が色々と楽しめるなと今回の旅で思いました。
話が長くなりました…やっとボリビアからアルゼンチンへ入国です!アメリカ、カナダ、オーストラリアは入国時に一人70~150ドルかかるみたいです。不思議ですね~噂では初めにお金を取り出したのはアメリカだとか…なので今では私たちアルゼンチンもお金を取りますという事らしいです。日本人で良かった(*^_^*)何事も問題なくスーツケースを受け取りに行きます。ターンテーブルに警察犬が乗っかり一緒に回っているのがとても可愛らしかった♪現地のガイドさんと合流、スーツケースが3個も搭載できない小さな車にアタフタ…もう!
中心部に近づくと車の台数が増え渋滞してきますが、【信号等の交通マナーは私が住む北海道の十勝よりちゃんと守っている】ので流れは比較的スムーズです。中心部に入って最初に目に付くのが世界で最も大きな道路「7月9日大通り」これは本当に道幅が広く、歩いて渡ると青信号2、3回は必要です。
写真の場所でちょうど半分、左に見える観客席は近く開催されるF1レース会場だそうです!ここはモナコか!?
一度で良いからヨーイドンで端から端まで、青信号一つで渡れるかチャレンジしたかった(^_^;大通り中心には白い塔オベリスクがあるので、観光で巡るときにはいつもこの塔を目印にして歩くと自分の位置を見失いません。また日本より古い地下鉄があり(日本はここの地下鉄を模して銀座線を敷設したそうです)、何でも丸ノ内線の旧車両が今でもブエノスアイレスで走っているとか…撮り鉄としてちゃんと見て撮影しておけば良かったなと思います。地下鉄、バスの公共交通が充実していましたがやはり旅行者には、タクシーが一番楽で便利です!流しタクシーだけを使いましたが、メーターもあり明瞭会計で安心できます。
私たちが宿泊したのはマリオットホテル。ブエノスアイレス最古みたいで、ロビーはもちろんエレベーターから部屋まで…良い意味での古さが楽しめます。特に部屋の天井が異常に高く、おそらく昔はシャンデリアが各部屋にあったのだろうと想像できますが…私たちが宿泊した部屋に今は無いのが残念!
このホテルはブエノスアイレスの最大の繁華街、フロリダ通りにすぐにアクセス出来るのが最大のメリット。フロリダ通りは歩行者専用道路となり、両脇にはインカローズ専門店やアルゼンチンは革製品が有名なので靴や服などのファッション専門店が多くあります。この通りにはショッピングモールもあり…なんと!お台場にあるアウトレットモールとそっくりな内装のデザインにびっくり。お台場のお店がここの店舗を参考にしたのかな…と思いました(^_^;
でも…フロリダ通りに面しているお店は…観光客向けのお店なのでその…個性があまり感じられない商品が多いです。
猫と老婆のいるお店、怪しさ全開ですね。たぶんこのお店は二度とたどり着けないでしょう(^_^;
メイン通りから少し外れた所に、職人の店主が居る良い意味でおもしろいお店が多くあり、オリジナルの革ジャケット、バック、靴が並んでいます。革の質は大変良く、品質デザインから想像するに日本で買うより運が良ければ半額以下で革製品が買えると思ってください(革製品は免税対象なので、出発時に空港で手続きを行うとかなりの額が戻ってきます)
通貨はアルゼンチンペソとUSドルが使えます。クレジットカードも使えますが、パスポートの提示を求められます。コピーでは不可なので…いつも本物を持ち歩く必要があり精神的に大変(地球の歩き方にはコピー可と書いていたけど…ちゃんと地球を歩いているのか疑問(^_^;)
USドルは普通に使えますが、お釣りでペソが返ってくる可能性が高いです。また面白いことに【ペソからドルへの変換レートがお店で異なります】時勢で少し変わるみたいですが、私たちが訪れた時はだいたいレートは「4.4」400ペソで約90ドルという計算です。レート変換後の端数で値引き交渉にも使えるので、出来るなら日本でUSドルに両替した方が、安く!そしてより楽しく買い物ができると思います。ちなみにタクシーではペソしか扱ってくれないので注意してください。ドルからペソへの両替は空港もしくは、フロリダ通りに両替屋があり【cambio】の看板文字を目印に探すと普通にあります。歩くとcambio!キャンビオ!!と話しかけてくる人がいるので無視しましょう(^_^;
いよいよ…虎に触れるルハン動物園と美味しいお店を紹介できします…と思ったらもう文字制限が(>_<)
撮影とは全く関係ない、旅行記を最後まで読んで頂きありがとうございます。
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