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専用機材を使った360°写真
https://www.360cities.net/image/panorama_tmp-1011
↑グルッとパノラマツアーへどうぞ!※パノラマ酔い注意です。
最近、海外のサイトである撮影機材をオーダーしました♪
慣れない…というか全く分からない英文メールのやり取りで注文したのでちゃんと届くか心配ですが(^^ゞ無事に海を渡ってきたらまたレポートしたいと思います。
本当に撮影を先に先にと進めると…日本にある機材では全く足りなくなります。
世界には色んな撮影機材がありますが、日本の素敵なカメラ製品は沢山あっても撮影するための機材になると、激減するのが不思議でなりません…特にメイドインジャパン製品は三脚だけでないの!?と最近強く思わされる事が多いです。
カメラは…撮るだけ以上の楽しみがあると思います。
と言うことで(^_^;)今回は360°パノラマ写真の撮り方…と言うより機材の紹介をさせて頂きます。
世界的!?には割とポピュラーな撮影方法ですが、日本だとあまりメジャーでないのか、実際日本製の機材は見ないですね(あれば見てみたい)
パノラマ専用カメラが増えてきました
この記事を書いた当時、2012年だと360°写真を撮ろう物なら専用機材に専用画像ソフトなど相当大規模な投資と、ある程度の専門知識も必要でした。
それが、今日では専用カメラが手の届く範囲で購入できるようになりました。
RICOHの全天球撮影カメラ
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/
上記リンクから進とRICOH THETAというカメラがありますがあれだと、普通にカメラで撮影する感覚で360°写真が撮られるようになりました。
撮影した画像は専用アプリで編集でき、そのままGoogleマップなどへ掲載することも可能となり、大変便利な世の中になりました。
興味のある方は是非、検討して下さい。
私は専用機材で撮影します…その前に予習
私は下記サイトを参考にして独学で学んできました。
ここのサイトは有料で公開しても良いほどの濃密なレポートが記載されているので、本当にお勧めできるサイトです。
「自分で作る! 全景パノラマ」
http://www.dowjow.com/panorama/2010/03/post-9.php
最近本でも、ここのサイトで紹介されている内容が書かれて書物が販売されています。
内容はザックリとサイトで書かれている内容と大差はないですね…それだけサイトの情報量の密度が凄いです!でもやはり、液晶画面で見るより紙媒体で見る方が確実にスキルは上達すると思います。少しでも興味を持たれたら書物を購入する方を強くお勧めします!機動戦士ガンダムのマニュアルも分厚い書物だったので…デジタルがどれだけ進んでも基本はアナログですよ(^^ゞ
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4798031976/ref=as_li_qf_sp_asin_tl?ie=UTF8&tag=dowjow-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4798031976
実際の使い方などは、先ほど紹介した「自分で作る! 全景パノラマ」
に詳しく載っているので内容確認はお願いするのでここでは、機材導入についての簡単な紹介が出来たらと思います。
パノラマ撮影用機材は下記サイトで購入出来ます。
「よしみカメラ」
http://www.443c.com/
アメリカ製のノーダルニンジャという妖しげな商品名ですが、調べた感じ安くて使いやすい機材みたいです。
そもそも…パノラマ撮影には専用機材が無くても撮影出来ます!
ただ…複数枚の写真を上手く繋ぎ合わせるためにはレンズの中心でカメラを回す必要があります。カメラ中心では駄目です! レンズ中心は英語でノーダルポイントと呼ぶらしく、交点の意味だそうです。これはレンズの種類によってすべて異なっており、精密なポイントが分からないと後の合成加工が上手く行かないという致命的なミスとなります。逆にノーダルポイントが確実に分かっていると後の作業がとても楽で素晴らしい360°写真が楽しめます。
パノラマ専用機材とは、このノーダルポイントを中心に精密にカメラを回すことが出来る機材となります。逆に言うと、機械が無くても手持ちで精密なノーダルポイントが測れて撮影出来たら専用機材は必要ありませんし、そういった撮影技法も確立しているそうです。
そこで、どのパノラマ雲台を購入するとしたら良いかというと…。
私は初めは「NN3 MKII スタータパッケージ」を使っていましたが、今は写真にある「NN4 RD8セット ケース付き」を使用しています。
「NN3 MKII スタータパッケージ」はニコンのAPS-Cデジタル一眼レフとニコンのレンズには最高の良い組み合わせだと思いますが、キヤノンのAPS-Cデジタル一眼レフと純正もしくは、シグマの魚眼系を使うとなると設定の仕方が悪かったのか私だと「4.5mm F2.8 EX DC CIRCULAR FISHEYE HSM」しか使えません。
レンズのノーダルポイントを設定する上で、X4、X5ではレンズの全長が77.8mmの4.5mm円周魚眼レンズが限界の長さで、これでも地上の撮影は良いのですが空の撮影ではカメラがパノラマ雲台にあたります。円周魚眼レンズなら空の撮影をしなくても済む設定がありますが、対角魚眼だと空の撮影が必要となるのシーンが多くなるので実質撮影不可能となります。
「EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM」を購入し使うに当たり、「NN4 RD8セット ケース付き」パノラマ雲台に買い換えました。
フルサイズの方が、レンズの全長が短くなる傾向なのでカメラの全長さえ問題無ければ「NN3 MKII」でも問題無く使えるかもしれません。
私としては、ニコンユーザーさんなら「NN3 MKII」をお勧めしますが、キヤノンユーザーさんだと金額が高くても失敗しない「NN4」をお勧めします。
「NN3 MKII」だとパノラマ雲台の大きさの制限から、X4・X5ではカメラの全長を含めレンズ長が最大77.8mm前後が限界です(ノーダルポイントの関係で制限が前後します)※付属のカメラクイックシューを上手く加工できたら、制限が解除できるかも…。
撮影にはカメラとレンズのノーダルポイントを合わせる必要があります
ノーダルポイントを求め方ですが、これも先ほど紹介したサイトに本当に詳しく乗っているので見て下さい。私は今、X4・X5で「EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM」を装着して撮影しており、この場合ノーダルポイントを精密に探る必要がありません♪
下記の写真のレンズフードに赤いマークがありますよね。あそこがノーダルポイントではと…適当に設定して撮影したらいきなりvary goodの評価をパノラマ合成ソフト「PTGui Pro」から頂きました(^^ゞ
もし、キヤノンユーザーでパノラマ撮影を始めたいと思っている方は購入金額が高くても、設定の煩わしさから解放される「EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM」を強くお勧めします。このレンズは普通に撮っても面白いし、パノラマ機材としてもノーダルポイントがメーカーで設定された製品…おそらくキヤノンのこのレンズに掛ける思い。この魚眼レンズの世界戦略の様子が今回の撮影で垣間見られた気がします。
パノラマ雲台にはRD8があると便利
パノラマ雲台でもスタンダードとRD8、RD16の三種類があります。
基本はスタンダードで事足りますが、パノラマ以外の例えば一億画素の写真を撮るときには、雲台の回転角度を変える必要が出て来ます。スタンダードだと一度分解してカムを切り替える必要がありますが、RD8やRD16だと写真の通りネジ一つで回転角度を安易に変更できるメリットがあります。また、RD8・RD16は回転トルクがとても良く三脚ズレの心配も少なく済みますし、それ自体が重いためパノラマ雲台の重心が実質下がり撮影中のブレの心配も減るのもメリットです。
これ以外にも文章で説明しにくい程の良い違いが沢山あるので、思い立ったらパノラマ撮影と言うほど気持ちが楽になる魔法のアイテム。後から追加購入すると高くなるので、できたら初めからセット購入…【RD8セットモデル】をここでも強くお勧めします。
■最後に写真で撮り忘れたのですが「Nadir Adapter」は絶対に購入して下さい!360°パノラマ写真は何が大変かというと、足下の光景…とりわけ三脚消しが高難易度!
このアイテムがあるだけで、後の画像処理の行程が激減します!撮った方でないと分からないアイテムかもしれませんが…絶対に購入するのをお勧めします!!!
また、このアイテムを取り付けることでパノラマ雲台の高さの取り付け寸法が伸びるのでカメラ、レンズの制限等の心配も減ります。
■パノラマ合成ソフトもパノラマ雲台と同じで色々あるみたいです。これも日本製はなさそうですね(^_^;
ソフトもまた…奥が深いです。私もまだ未開の地なので詳しくは書けませんが、今使っているソフトは「PTGuiPro」
http://www.ptgui.com/
上記リンクから「PTGui Pro personal license € 149」を購入。
私も円高を理由に購入しましたが、今はさらに円が強いので買うならチャンスですし、
あらゆる合成ソフトの中でも基本のモノになるので、必ず抑えておきたいです。全て英語表記ですが…使うところは限られてくるので慣れで覚えていけます。詳しい使い方は…先ほど紹介した「自分で作る! 全景パノラマ」サイトをご確認下さい。
※現在2015年は円安になったので、まともに買うと結構な金額になる恐れがあります(^_^;
先にも述べたノーダルポイントさえ確実に定まっていたら、対角魚眼レンズなら60°角度で水平6枚と天地各1枚、さらに三脚消しように1枚、2枚と撮影し、PTGui任せで合成すると下の写真の様に360°パノラマが出来上がります。
円周魚眼レンズなら120°をやや上向きにレンズを傾けて3枚と三脚消しように1枚、合計4枚で作れます。
また、PTGuiProには先のレポートで紹介した「マスク」機能が付いているので、三脚消しや動く被写体の補正も出来ますし、32bit環境ならPhotoshop系と簡単に繋ぐことができるプラグインもあるそうなので、より精密な補正にも簡単に対応できます(64bit環境にはプラグイン自体が対応していないので…使えません。PTGuiProは対応しています)
360°パノラマ撮影はそれ単品でも本当に楽しいですが、通常の撮影をしつつその合間に撮るようにすると一度の撮影で二度三度と楽しめるのが面白いと思います。
また、その撮影場の空気や天候までも写しきって閉じ込める事が出来るのも360°パノラマ写真の楽しみだなと、撮り始めてから気づかされました。
ミラーレスの魚眼レンズを付けたバージョンでもおそらく撮影出来ると思うので、少しでも気になる場合は…調べて見ると良いと思います(*^-^*)楽しいですよ♪
今回も最後までお付き合い頂きありがとうございます。
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